<放談4月>
「業界維新」“吉田松陰”の箴言
 春の嵐か、嵐の前の静けさか。生暖かい突風が、桜の花びらを舞い散らしています。戦国の時代から、散り際の潔さが武士道に重なるというので愛されたという桜ですが、実はこれ、明治以降、日清戦争あたりからの軍国教育によって、一般国民にも広がったとか・・・・・。
今回、トマスおじさんは、そんな明治維新の大もとを作った人物を連れて登場です。

トマスおじさん:
(トマス・H・モア) 
(ポンッ)よう、テラダ某。今日はお前さんが一番会いたいユーレイを連れてきてやったぞ。

テラダ某: またぁ、トマスおじさん。誰かのユーレイに会いたいなんぞ言ってないですよ。この前のクラウゼヴィッツさんも唐突だったし・・・・・。ワタシ、古典苦手なんですから。

トマスおじさん:
(トマス・H・モア) 
そう言うワリには、クラさんをオチョくっていたではないか。まぁ、よい。ワシもなにぶん歳だし、これからそうちょくちょくは来られないからな。お前の頑固さに付き合うのも一苦労だからな。だから今日はな、最後にお前にピッタシのゲストじゃ。

テラダ某: 最後って・・・・・ ワタシにぴったりって・・・・・ 何がピッタシなんだか。どなたなんです その最後のゲストってのは??

吉田松陰:

テラダ某:


トマスおじさん:
(トマス・H・モア) 

吉田松陰:
(ポンッ!)吉田松陰と申す。

えっ 松下村塾の松陰さんですか ユーレイでもお若い・・・いやいや、ご尊敬申し上げ・・・・・(深々と礼)。

(ほら、な。ピッタシじゃろうが。)


世辞などいらんよ。私はただトマス先生が、日本にもまだ偏屈に自分を通そうとしている奴がいると聞いて、ほぉ、それなら、と立ち寄ったまで。




テラダ某: 偏屈といわれれば、思い当たる節もありますが、松陰さんだって、仰っているじゃありませんか。「末の世において道義を実践したならば、必ずその時の人々から、極端だといわれるであろう。 もしまた、世人から極端だといわれるくらいでなければ、決して道義ではないのであって、すなわち世俗に同調し濁った世に迎合したものにすぎない」って。ワタシは道義ってほどの大層なものではありませんが、自分が思い考えたところを商売にしているわけでして。 “濁った世に迎合”したくはないのはまったくその通りで、おかげで極端とはよく言われます(笑)。

吉田松陰: 私の言う道義とは、そんな難しい話ではないよ。云わば、志や至誠。といって、我儘な欲望ではないことは、お前にだって分かるだろう?

テラダ某: はい、志ね。常々考えておりますが、その度、壁に当って自問自答することが多々あって大変です。

吉田松陰: 正しいかそうではないかの評価は、後の世が下すもの。お前は日々、当為当然の道を実行していくしかないのだよ。その思いが伝われば、その志を受け継ぐものが現れる。

テラダ某: 捨石になれ、と。確かに松陰さんの遺志は、高杉晋作さんや伊藤博文さん、山県有朋さんに受け継がれ、世界史の奇跡みたいな明治維新をやり遂げた。そこまで大きくなくても、ワタシが呪文のように言っている、業界革命や接客サービス業のパラダイムシフトや世間の偏見の払拭や・・・・・・・・・・・・・・・・・。
いや・・・・・、根本は、お客様も店で働く人間たちも、みんなが良くなる商売の環境が出来るようにと業界維新を頑張ってくれる後進がいてくれるのでしょうか? それよりなにより、いまの商売が大変革の真っ只中で、自分が“捨てられ石”にはなりたくないな、とジタバタしているわけで・・・・・。

吉田松陰:  それはお前の志が、本物かどうかによるものだな。まずはもっと、勉強なさられませい。「士の道は義より大なるはなし。義は勇に因り(より)て行われ、勇は義に因りて長ず。」じゃよ。私とて、最初から維新を起そうとしていたわけではない。その時の世を正すために何が必要かを学び、教えただけだ。

トマスおじさん:
(トマス・H・モア)
松さんの話は神妙に聞いておるの。どうじゃ、お前たち日本人の先達の言葉は。
テラダ某: う〜ん。トマスおじさんのギロチン政治より身近で親近感はあるものの、いま改めて言われると・・・・・、かなり重いっす。ほんとにそんな性善説でこれから商売、社会が成り立っていくのか、疑問ですよねぇ。かなり世知辛い世の中になっちゃってますから。

トマスおじさん:
(トマス・H・モア)
おいおい、いままでお前が好き放題言ってきたこと、それこそもっと「性善説」の良心ではなかったのか? ここにきて疑問を持ってどうする。義(正しい道)より大切なものはない。その義は勇気によって実行されて、勇気はこの義によってますます発揮される、じゃろう?


テラダ某: うん、確かにそうです。しかしここで、松下村塾の教えを賜るとは思ってもみませんでした。ドえらい人をゲストに連れてきちゃいましたねぇ、トマスおじさん。

トマスおじさん:
(トマス・H・モア)
最後の大出血サービスだと思ってくれ。ワシもあちこちほっつき歩いているのを、むこうのヴィーナスにヘソを曲げられてな。しばらくは外出禁止でご奉仕せねばならんのよ。だから、しばらくは降りてこんからな。まぁ、おまえの屁理屈につき合わされるのも、しばらくはお休みということで、ホッとしているよ。

テラダ某: て、ことは、突然にこのコーナーって、終りなんですか。

トマスおじさん:
(トマス・H・モア)
吉田松陰: 
じゃ、またな。「勉強なさられませい。」


テラダ某: ????????????????????????????????

吉田松陰:   
   
   
「業界維新」“吉田松陰”の箴言

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