<ロベスピエール登場の巻き「革命と商売の基本とは・・・」>
ゲスト:ロベスピエール
 
テラダ某: この前はトマスおじさんからうまいヒントをもらったからな。これで少しはうちの店も分かりやすくなっただろう。幽霊と付き合うのは気持ちのいいものじゃないが、たまにはご利益があるもんだな・・・・・。

トマスおじさん:
(トマス・H・モア) 
(ポンッ)よッ、テラダ某。金勘定ばかりしておると、死んでも天国には行けないよ。もっと人に楽しみを与える功徳を積まねばな。

テラダ某: 余計なお世話です 生きてる間は金に縛られるんだから、仕方ないでしょ。私はアナタみたいに貴族の出ではないし、商売大変なんですっ(怒)

トマスおじさん:
(トマス・H・モア)
ハハハ、相変わらずだのう。ところでな、今日は盆の帰りにワシの後輩を連れてきた。ロベスピエールというヤツだ。おまえの屁理屈の相手には丁度いいと思ってな。

テラダ某: 盆の帰りって、イギリスにも盆があるのかい(ってツッコミ)。ロベスピエールって、独裁政治で何千人ものパリ市民の首をはねたって、あのロベスピエールですかぁ そんな死神みたいな人、イヤですよ。連れて帰ってください。

   

 
ロベスピエール:


テラダ某:




ロベスピエール:
死神で悪かったな。ワタシがマクシミリアン・フランソワ・マリ・イジドール・ド・ロベスピエールだ。

えらい長い名前ですね。また貴族様ですか、ハイハイ。どうせロベスピエールのウラ人格の幽霊さんでございましょう なにせトマス・ホンキー・モア様のご友人ですからね。今日は私に何のご用件で??

せっかく立ち寄ってやったのに、その言い草は何だ。ホンキー・モア殿が現世に、「商売に革命を」だの、「固定観念打破」などと威勢のいい事を叫んでいるバカがいるから、一度からかいに行くかと誘われて来たまでの事。世が世なら、お前は即、ギロチン行きだ。


 
テラダ某: それはそれは失礼致しました。でも考えてみればロベスピエールさんは、反体制派の先鋒で、民衆の味方であった方。偏見を持って見られる私たちの悲しさはお分かりいただけるでしょう

ロベスピエール: 悪政にあえいでいた私たちと一緒にするな。ここに来る道すがらモア殿に話を聞いたが、今のお前たちの苦境は、お客への奉仕の心をないがしろにしたがために、お客が離れて商売が苦しくなったという、いわば自業自得だろう。

テラダ某: そう言われれば身も蓋もありませんが、私はそれではいけないと、20年来、業界と、社会の目と戦ってきているんです

ロベスピエール: ほうほう、なら同志を募って革命を起こせばよいではないか。成功すれば、気に入らんヤツらは片っ端からギロチンにかけてしまえるぞ。そうなればおまえの天下だ。この世には2種類の人間しかいない。敵か、味方か、だよ。

テラダ某: 極端なヒト、いや、幽霊だな。アナタそれで首をはねられちゃったんでしょう(笑)。そんなことしたら、邪魔者だけじゃなくてお客まで引いちゃいますよ。私はね、接客業という商売を、正しく楽しくやりたいだけなんですよ。

ロベスピエール: だれでも理想はそう言うさ。だが現実はな、正しくあろうとすればするほど、周りから浮いてしまうのだな。

テラダ某: いやに悟ってますね。私はまだ生身の人間ですから、そこまでは悟れません。でも仰ることはごもっとも。私も周りからは異端児扱いされますが、それでも突っ張っていくしかありません。酒とオンナと音楽で楽しく過ごしていただき、気持ちよく明朗会計(笑)って、いたって真っ当な商売でね。

ロベスピエール: モア殿、こいつはなかなか強情な輩ですな。先達の忠告に耳を貸さないとは。


トマスおじさん:
(トマス・H・モア)
ロベさん。それはあんたも一緒だろう。あの時ワシのアドバイスを聞いていれば、ナポレオンの前にフランス大統領になれたのに。


ロベスピエール: そうでした、そうでした。まあ、ご同類というわけですな(爆)。

テラダ某: そんな、笑ってないで、私のタメになるようなことを1つくらい言ってから帰ったらどうです お盆、もう終わってるし。

ロベスピエール: そうだな。せっかく立ち寄ったのだから一言ぐらい残してやろう。私の教訓から言えば、政治も商売も、基本は民衆の支持が全てだということだよ。支持されるとは、共感され、何かしら満足を得られるということだ。お前の商売は、お客から支持されておるかね 欺いたり不満を残すような商売では、そのうち廃れてしまうよ。

テラダ某: 私の店って、自分で言うのもなんですが、いろいろこだわって作ってまして、万人の方とは申しませんが、それぞれ楽しんでいただけるのではないかと・・・・・。明朗会計ですし・・・・・。

ロベスピエール: やり方には様ざまあって良いのだが、お客を裏切らないことだよ。

テラダ某: 時節柄、神妙に聞いてしまいました。なんかご先祖様のお言葉を頂いているような(笑)。

トマスおじさん:
(トマス・H・モア)
これまでワシらも、お前のようなハネッ返りをイヤというほど見てきたからな。まあ精進せい。では、そろそろ消えるかのぅ。ロベさん。

ロベスピエール: 最後に言っておくが、私はギロチンが好きだったわけではないぞ 民衆を守るために仕方なく・・・・・・
(ポンッ)

テラダ某: はいはい、とっとと消えてください。それにしても幽霊から客商売の基本を教わるとはねぇ・・・・・。
   
 
ロベスピエール登場の巻き「革命と商売の基本とは・・・」 おしまい。

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