「最初の最終回?」 先週末は花見でドンチャカ!だった方々も大勢おられたと思いますが、桜の見ごろも、ほんの束の間。今夜は花冷えの雨と風に、散り落ちた花びらがアスファルトの上で濡れていました。いつもながら季節の気まぐれには驚かされます。 さて、ワタクシ、寺田。このホームページで自分の考えを書き綴って丸一年が経ちました。このページだけでなく、裏エッセイ(?笑)と呼ばれる「業界天声珍語」でも、けっこう言いたいことを言ってきたので、「何じゃ、このオヤジは・・・?」「エッ、自分でも水商売やってるんでしょ?? 何で商売を否定するの???」などと、最初は怪訝に思われたかもしれません。でもこれだけ書いてりゃ、私の思っていることの根本の部分は、皆さまにも分かっていただけたのではないかと思います。 この一年の間、この歌舞伎町に、いえ、接客サービス業界全体に起ったことは、来るべき大変革の予兆であり、ワタシが10年前から言い続け、3年前に確信し、昨年まさに予測的中したことです。(このホームページにも、随分書いてきましたが・・・笑。) 「このままでは、接客サービス業はダメになる。」何故ならいまこの業界は、ある意味、節度を無くしてしまったから。時代と時流に合わせて商売のカタチが変わるのは水商売の常です。しかし、誰かが成功したら一斉に横並びの店づくり、女性に頼る営業(もちろん法外な報酬と引き換えに)、そのうち断末魔の「何でもあり」に突入したあげくにお客様を裏切ってしまうという、悪しき循環にどっぷり嵌まり続けた経営者たちが、盛り場と接客サービス業をダメにして、ついには自分の首を絞めるような大きなツケが回ってきたのです。 数え上げればキリもなく、無許可営業に違法営業、外国人の不法就労、脱税の温床業種でありアッチ筋の資金源や、また遊び場でもあり、青少年健全育成などお構いなしの挙句が、ますますこの業界を世間の偏見にまみれさせ、社会や善良なお客様に見放されてしまっているのが、いまの現状でしょう。そこへきてやっと昨年から、お上が盛り場(歌舞伎町)を浄化するゾ!と言い出したのは尤もなことですが、私にしてみれば、なんでここまで放っといたのか・・・・・、遅きに失した感があります。ホームページのMedia Actionのコラムでも書いたように、私はそれら悪しき循環の全てを否定して、この20年間Honkyをやってきたわけです。 まぁしかし、今回の動きは首相と都知事がタッグを組んで旗を振っているようですが(笑)、要するに2002年に国会で立法化された都市再生事業法に基づく国家プロジェクトと密接に関連していて、政権党である自民党が不況の建設業界の救済を図り、且つまた、国政選挙で全国の都市部での退潮に歯止めをかけるため、悪化する治安の回復を喫緊の課題とする選挙対策の一環でもあり、さらに石原都知事の憂国の志から来る国家観や歴史観に基づく、教育基本法の改正を国に促すための青少年健全育成条例の存在が(繁華街における、未成年の溜まり場と風俗関係の就労場所の一掃が目的)大きなプレッシャーとなって後押ししているわけですから、今後、小泉首相や石原都知事が現在の立場を去ったとしても、国策である以上、この流れはもはや10年は止まらないのです。いまやこの業界は、従来の自身のあり方によって、国や社会から切り捨てられようとしているのかもしれません。 さて、このホームページを見ていただいている皆さま方は、Honkyがこの20年間、まっとうに営業していることを先刻ご承知だと思います。奇麗ごとを言うつもりはありませんが、我ながらよくここまで突っ張ってこれたものだと思うこともあります。もっとうまくやっていれば、今頃はひと財産作れてたかもね(爆)。だけど、これがワタシの性分だから仕方が無い。常に“ホンネ”が身上、バカ正直で上等です。 ただし、そうは甘く行かないのがこの社会。お上の浄化作戦の成就が早いか、Honkyがそれまで生き残っているかどうか。これからの一年は、サバイバルを賭けたチキンレースの正念場です。Honkyも、これまで以上にお客様に楽しんでいただけるよう、女性やスタッフ、もちろんワタシも頑張っていきます。 というわけで、ワタシもHonkyの運営に専念しなければなりません。毎月ご愛読(?微笑)いただいた皆さまには申し訳ないのですが、このエッセイの定期更新を、しばらくお休みさせていただきます。もちろん、今後のHonkyや歌舞伎町をめぐる顛末は、不定期にはなりますが、機会を見てお話ししますので、どうぞ次回(?)をお楽しみに。 そして、こんな店がこの業界の中にあってもいいよな・・・・・と思っていただけるお客様。どうぞHonkyがあるうちに、是非お早めにお越しくださいね(大爆笑)。 これまで長文、悪文を読んでいただき、寺田、大感謝です。 では、最初の最終回はこれまで。ご精読いただき、ありがとうございました。 |
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2005/4/16
株式会社フレーバーハウス てらだ ひでお |
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