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いかにして、" honky tonk ladies " は生まれたか・・・・・(その1) 皆さん、初めまして。フレーバーハウスの寺田です。 Honky tonk ladiesのサイトは愉しんでいただけたでしょうか? 「ところで、どんな店なんだ?」という皆さんの声が、今にも私に届いてきそうですが、実のところhonkyのことを全部お伝えするのはサイトでもなかなか難しく、それもあって私の独り言・・・いえいえ、皆さんへのメッセージとして、サイトの本編ではお伝えしきれないお店の話や私の想いなどをお伝えできれば、というのがこのコーナーです。これから定期的に皆さんへのメッセージを追加してまいりますので、これからよろしくお付き合いください。(オタク中年のウンチク語り(?)にならないよう、注意します・・・。) さてhonkyですが、これはそのまま私の宝箱状態のような空間です。好きなものはと問われれば、音楽と映画と酒とオンナと車、と答えるのは世の男性方と同じ。私の場合、たまさかその凝りようが度を越したと申しましょうか。旧知の方々からは偏執狂、パラノイアと呼ばれている私の、生まれてからこれまで、様々なものとの出会いがhonkyを作ってしまったのだ・・・というお話。 音楽や映画の好きな方が口をそろえて言うのは、幼少時代にあの曲、あの映画に出会ってしまったからだ、というセリフ。私も同様です。私の場合はそれが、1950年代の終わりごろ、池袋に居た祖父が良く聴いていたSPレコードの一曲「バイア コン ディオス」でした。なぜ当時すでにスターとして活躍していた美空ひばりではなかったかはさておき、このラテンスタンダードの名曲が、私の洋楽人生のスタートだったと確信しています。映画では、母に連れられて見たアメリカ映画、「慕情」。ラストの、ジェニファー・ジョーンズ演じる中国系ハーフの女医(どう見てもハーフには見えない)が、戦死してしまった恋人のカメラマン(ウィリアム・ホールデン)を回想するシーンで、訳分からずも涙したという記憶が、主題歌のフォーエイセスが歌った“Love is a many splendored thing”とともに、強烈な原体験になっています。人が幼い時(―自分で好きなものを選択し、手に入れる能力が無い時代―)、周囲の環境や親兄弟たちが与えてくれる些細なものが、子供のその後の生き方に深く影響していることを、皆さん自身も実感されることがあるでしょう。私はまさに、そのまま突っ走ってしまったのですから恐ろしいですね。最近連日のように報道される幼児虐待事件のバカ親どもには、こんな素朴な記憶さえ無いのでしょうか・・・・・。脱線しました。それはそれで別なメディアに任せるとして、honkyに戻りましょう。 さて、音楽や映画については「洋モノ」だ!と、幼くして自己規定した(させられた?)私は、その後、徐々にフリーク熱を加熱させてしまうのですが、そのくだりはまた別な機会に。(お楽しみに?) まずは第一回目の皆さんへのMessageとして、honkyについて分かってもらえたら嬉しいなと思っていることを、いくつかお話させてください。 前に申し上げたように、この店は私の「宝箱」的な要素で出来ています。「音楽と映画と酒とオンナ」。私はどれも中途半端に扱いたくなかった。どの要素も―私が考えられる限りかもしれませんが―全部が皆さんに楽しんでいただけて、商売としても成り立つこと。それが私が考えたhonkyの目指すべき姿です。アトラクションにしても趣味が高じて集めたフィギュアにしても、所詮思い入れだけでやっている店だろう、という評価なら、それでも結構。ただ私は、音楽や映画を通して、同年代の方や少なくとも同じハートと空気感を共有できる皆さんと、一緒に遊べる場所を作りたかっただけのこと。そしてこの店を、このスタイルで20年間やってきたのです。ですから、敢えて30歳未満の方はお断り(でもないのですが・・・)などと憚りながら申し上げ、また今のキャバクラスタイルとは違うのかもしれませんが、女性のまじめな魅力(アトラクションを演じるための努力やお客様に心から愉しんでいただくための努力)に、男がいかにいじらしさを感じるものかを、お店の女性にも教えたかった。そしてそれが、ご来店いただいた皆さんにも、心地よい空間になるだろうということを信じて。 いやいや。こんなことをつい口にしてしまう私こそ、皆さんにとっては邪魔かもしれませんね。まずはベルボーイが開くドアをくぐり、フィギュアたちの視線を一身に浴びて、あのころを思い起こさせる一曲一曲に、ただただ気持ちを揺らしていただきたい。私、いいえ、私たちhonkyが皆さんにご提供できるのは、そんなひと時でありたいと思います。 いろいろ耳障りの悪いことも書き連ねてきましたが、ご容赦ください。 |
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2004/04/23
株式会社フレーバーハウス てらだ ひでお |